「妊娠したけど、お金のこととか不安だなぁ~。」
「貯金ないけど大丈夫かなぁ~。」
って考えたことありませんか??
実は私もその1人でした!
その漠然とした不安を消すためにも、どの時期にお金がいくら必要なのかを知ることが大切です!
結論から言うと、「40万円+生活費6カ月分(多胎妊娠なら7カ月半)」です。
これは妊娠から産後生活を想定した合計金額です。
こんにちは!ぱりゅです!
私は3歳と0歳を育児中の母です!
1人目の産休・育休はマイナス家計でした(泣)
この時の経験を活かして、2人目育休中の今ですが、きちんと黒字家計です。
そして年100万円の貯金もできており、旅行にも行くことができています。
苦かった自分の経験が、少しでも誰かのお役に立てたら嬉しいです!
そこで今回は、妊娠から産後生活でいくらお金が必要なのか、時系列にまとめて詳しく解説します!
妊娠期間中に必要なお金は「7~20万円+産前休業中の生活費」
妊娠中は妊婦健診が最も負担が大きくなります。
- 妊婦健診 7~10万
- 戌の日参り 祈祷料 0.5~1万
- ベビー用品 1~10万
- 葉酸サプリメント 1.5万~5万
- マタニティウェア 2万~
- マタニティフォト 3~5万
- 里帰り費用 個人差あり (交通費・生活費など)
- 産前休業中の生活費 個人差あり
いろいろと羅列しましたが、妊婦健診以外は自分で調節可能です。
金額に幅がある理由は、人によって必要なものが変わるからです。
旦那さんと体型に差がある人は、服を貸してもらってマタニティウェア代を浮かせたり。
ベビー用品は知人からもらったりメルカリなどで安く済ませる方法もあるね!
妊婦健診は全て自費なので、普段病院にかかるときよりもお金がかかります。
また、産院によっては入院予約金として先に入院費の一部を納めるところもあります。
住んでる自治体の助成制度を確認しよう
え!全国民が同じ助成を受けられるんじゃないの?
違うの!住んでる自治体によって助成金額が変わるんだよ!
10週目前後で母子手帳と一緒にもらうのが、妊婦健診助成券。
助成券で健診代が0円になる人もいれば、1万円ほど払う人も。
これは自治体によって助成額・助成範囲が変わるからです。
14回の妊婦健診に対して助成するシステムは全国的に大差なさそうです。
厚生労働省が平成28年に調べたデータによると、
- 助成金額が最も多い県は 岐阜県 119,750円
- 助成金額が最も少ないは 神奈川県 69,644円
※少し古いデータなので変わっている可能性はあります。
妊娠・出産・育児に関する他の助成制度も若干異なるので、一度は自分の住んでいる自治体のホームページを調べることをお勧めします!
ちなみにここでいう「他の助成制度」とは、風疹の抗体検査やワクチンの助成があったり(妊娠時に罹患すると胎児に影響があるため)、医療費助成制度などです。
予想外にかかる可能性のある費用
以下のような理由で急に入院や治療が必要になる可能性があります。
- つわりがひどく水分すら摂れないとき
- 子宮頚管が短く処置が必要な時
- 切迫流産のため安静治療が必要なとき
- その他の理由で治療が必要なとき
当たり前ですが、妊娠以外にも病院にかかる可能性はあります。
また、何かしらの治療が必要と判断されれば、公的医療保険の対象になります。
私も急性胃腸炎で採血の結果が悪く、1泊入院しました(汗)
産前休業中の生活費を備えよう
働いている妊婦さんの場合についてお話します。
産前休業は予定日6週間前(多胎は14週間前)からと定められています。
予定日より2週間遅れた場合は産前休業が8週間となります(単胎の場合)。
産前休業期間中の収入は0、つまり全くないわけです。
そこで、今の自分の生活費がいくらかを明確にしておくことをお勧めします!
単胎妊娠の場合は2カ月分の生活費、多胎妊娠の場合は3カ月半分の生活費を用意しておきましょう。
出産費用では概ね20万円かかる
分娩費用は20万円あると安心
これもアバウトですが、産院によって設定している料金が異なるため個人差があります。
都内の産院の分娩費用はおよそ50~70万円です。
ここで指す20万円とは、出産育児一時金の50万円(2023年4月から)との差額です。
出産育児一時金の50万円を超える場合には差額を支払い、
50万円を超えない場合には、差額を自分の財布に入れることができます。
都内で出産希望があって色々探したけど、出産育児一時金を下回る産院は無かったなぁ…。
私の場合は以下の通りです!
病院 | 宿泊数 | 出産育児一時金との差額(支払い) | |
1人目 | 都内大学病院 | 4泊5日 | 25万円 |
2人目 | 都内総合病院 | 6泊7日 | 12万円 |
少子化対策として2026年度を目途に、公的医療保険の対象を検討しているそう!
正常分娩出産の人を対象としたものだそうですが、是非導入して欲しいですね。
出産費用のオプション
- 無痛分娩
- 臍帯血
順番に見ていきましょう!
無痛分娩
費用は産院によって異なり、5~15万円で無痛分娩にすることができます。
無痛分娩では陣痛がある程度きたら麻酔をかけ、陣痛を軽減して出産することができます。
メリットとしては、以下が挙げられます。
無痛分娩のメリット
- 出産による身体の負担が、通常分娩と比較して軽い
- 身体の回復が早い
- 自分を見失わない(笑いごとではなく真面目に 苦笑)
2人目は進行も順調で5時間半の陣痛だったけど、1人目は14時間の陣痛でした。
出産の見通しを持ってないから全身力が入って……産後翌日は身体がバキバキだった…。
検討できるなら無痛分娩はアリだと思う!!
決して安価とは言えない金額なので、よく考える必要があるかと思います。
臍帯血
20年保管で32万円かかります。
初めて聞く人もいるかもしれませんね!
これはへその緒にある幹細胞を保管して、治療に役立てることができるというものです。
以下のような病に役立てることができます。
- 白血病
- 自閉症
- 低酸素脳症 など
臍帯血は出産時にしか採取できないため、検討したい方はお産前にどうするか決める必要があります。
私の場合は、両親から孫へのプレゼントにしてくれました(ありがたいっ!)。
産後に必要なお金は「4カ月分の生活費+5万円」
理由は、出産手当金や育児休業給付金が支給されるのは、産後4カ月頃だからです。
出産手当金や育児休業給付金は、会社員だった方が産休・育休を取得するともらえるものです。
産後休業8週間が定められており、この時も収入がない状態になります。
第二子が2月中旬に生まれたのですが、産休手当は4か月後、育児休業給付金は5カ月半後に支給されました(本当はもっと早く欲しい 泣)!
もともと専業主婦・主夫だという方は「+5万円」の部分のみ考えてもらえれば大丈夫です!
じゃあこの「+5万円」の正体は何??
内訳を見てみましょう!
- 内祝い
- お宮参り(食事・祈祷・衣装)
- お宮参りフォト
- お食い初め(食事・衣装)
- お食い初めフォト
内祝いとは、頂いた出産祝いの額の1/3~1/2程度でお返しをする日本の習わしです。
産後4カ月(手当が入る頃)までにあるイベントはお宮参りとお食い初めなので、
その分までお金の用意ができていると安心ですね。
私は父の会社関係の方からたくさんいただき、お返しだけで10万円かかりました(汗)。
記念フォトを撮るかは自由なので、余裕があるかどうかで検討してもいいかもしれません(とはいえ、可愛い我が子の写真をプロに撮ってもらいたくなるのよね…)。
育児生活では毎月プラス1~3万円(出産前と比較して)
必ずかかる支出
必ずかかる支出
- オムツ
- おしりふき
- オムツ袋
- 粉ミルク
- 保湿剤、ベビーシャンプー
- ベビーフード
- 衣類
粉ミルクは完全母乳の人には不要ですが、母乳は個人差があるもので、なかなか出ない人もいるため記載しました。
このリストの中で固定支出なのは、オムツ・おしりふき・オムツ袋です。
固定支出に対しては月1万円ほどかかります。
衣類はすぐにサイズアウトするので、頼れるなら両親に甘えるのも手ですね(我が家はたまにそうしてます笑)!
個人差のある支出
- 保険
- 教育資金
- 習い事
- その他
順番に見ていきましょう!
保険
保険は色々と種類があり、人によって考え方が異なるため一概には言えません。
しかし、親になって準備しておくべきことがあります。
万一のことがあったときに、我が子が困ることなく暮らせるようにしておくことです。
私個人の考えとしては、掛け捨ての生命保険に入っておけば最低限カバーできていると思います。
車や自転車に乗っている人はもちろん、それに必要な保険に入ってくださいね!
教育資金
ここでいう教育資金とは、将来大学に行くときのための貯金を指します。
幼稚園から大学までにおいて、最もお金がかかる時期は大学だと言われています。
大学4年間の合計が国公立大学なら約250万円、私立大学文系なら約347万円、私立理系大学なら約477万円かかるというデータが文部科学省より発表されています。
奨学金という制度もありますが、生まれたら貯金しておくに越したことはないでしょう。
ご家庭で考え方があると思いますので、明確な金額は記載しておきませんが
月1万円なら、18歳時点で210万円程度貯めることができます。
習い事
ベビースイミング、リトミック、英語、通信教育など様々な習い事がありますね。
ご家庭の考えで金額が発生するか変わりますので、こちらも明記しておきません。
私の息子は8カ月からベビースイミングに通っています!
その他
可愛い我が子を思うとついつい色々買ってあげたくなるのが親の性です。
オーガニックや石鹸にこだわる、など人によって様々ですが上限がないので注意しましょう。
その他出費
5月・6月は要注意!
言ってはいけないあの人が来ます……
ヴォル〇モー〇……ではなく、税金です!
- 住民税 6月徴収
- 固定資産税 6月徴収 (持ち家の人の場合のみ)
- 車税金 5月徴収 (車持ちの人の場合)
- 車保険 年に一度 (車持ちの人の場合)
あれ?産休中って色々と支払い免除の優遇がなかったっけ?
住民税は前年度の所得に対して計算されて請求が来るんだよ!
ちなみに、健康保険・厚生年金保険などの社会保険料が免除されるけど、
国民健康保険、国民年金の人は免除制度がないから気を付けてね!(ドヤァ!)
まとめ
- 妊娠期間中に必要なお金は7~20万円
- 産前休業中の生活費(単胎妊娠の場合は2か月分、多胎妊娠の場合は3カ月半)
- 分娩費用は概ね20万円
- 産後必要なお金は「4か月分の生活費+5万円」
- 育児生活は「産前の生活費+1~3万円」
「40万円+生活費6カ月分(多胎妊娠なら7カ月半)」が合計金額です。
いかがでしたか?
「結構お金かかるなぁ~」という人もいれば、
「それくらいなら貯金ある!」という人もいると思います。
今の生活費にいくらかかっているか把握できていない方は、この機会にぜひ見直してください。
そしてお金が足りないと思った方はこちらを実行してください!
「毎月の生活費のうち、固定費を削減すること」です!
詳しいやり方はまた後日更新して解説します。
漠然とした不安を抱えるよりも、悩みを明確にして、明るい妊娠生活をお過ごしください!
それではまた~!
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